妥協枠と呼ばれていた頃
ロミオというキャラクターの面白さは、性能そのものよりも歩んできた道のりにあると思っています。
このキャラ、最初はまったく評価されていませんでした。
進化と神化の時代
進化や神化の段階では、爆絶のラグナロクで一応適正、という扱い。
一応。
当時の評価をそのまま借りるなら、ほぼ妥協枠。他に手駒がないなら入れてもいい、くらいの位置づけでした。
編成画面で名前を見つけて、(まあ、これでいいか)と選ぶ側のキャラ。悲しい肩書きです。
2018年の獣神化で景色が変わる
そこに転機が来ます。
2018年2月26日、獣神化が実装されました。
内容は神化をベースにした純粋強化。アビリティは飛行と超アンチ重力バリアの二つ、ヒットタイプは反射。友情コンボはクロスレーザーELと反射クロスレーザーL、砲撃型。SSはチェインメテオ。
アビリティも友情もSsも、全部が一段上がった。
この時点で、もう妥協枠とは呼べなくなりました。使えるから使う、に変わった。
獣神化改で何が変わったか
コネクトという条件付きの強化
そして獣神化改。
ここで加わったのがコネクトスキルです。条件を満たすと追加の性能が乗る仕組み。
ロミオのコネクトで発動するのが、超アンチ重力バリアと重力バリアキラーL。
重力バリアキラーLという答え
このキラーLが、話の中心になります。
重力バリアが多く出るクエストで、直殴りも友情も大きく伸びる。ギミックを利用して火力と機動力を上げられるアタッカーとして機能する。
友情コンボも超砲撃型に変わり、そこに重力キラーLが乗る。
同じ重力バリアという言葉が、アビリティ欄に二回出てくる。片方は無効化、もう片方は特効。ここが今回いちばん語りたいところです。
耐えるアビリティから、食うアビリティへ
超アンチ重力バリアの役目
超アンチ重力バリアは、重力バリアを無効化するアビリティです。
これがないと、重力バリアの中で動きが止まる。だから対応キャラを連れていく。
でもこれ、あくまで通行証なんですよ。マイナスをゼロに戻すだけ。持っていて当然、持っていないと話にならない。褒められるものではない。
同じギミックが火力源に変わる
キラーLは違います。
重力バリアを持つ敵に対して、ダメージが跳ね上がる。
つまり、さっきまで邪魔だったものが、そこにいるだけでボーナスになる。
耐えるアビリティから、食うアビリティへ。
編成を組むとき、僕らはギミックを見て「これに対応できるのは誰か」と考えます。ロミオの獣神化改が示したのは、その一歩先。「これを利用できるのは誰か」という問い。
同じクエストを見ているのに、視点が反転している。
倉庫の奥に置いたままだった話
引いたときの温度
正直に書きます。
僕がロミオを引いたのは、まだ神化どまりの頃でした。
ガチャの演出が進んで、名前が出て、キャラ画面に切り替わる。
(ロミオか)
そのときの温度、覚えています。低い。低かった。当時の評価を知っていたので、当たりを引いたという感覚がまるでなかった。
スマホをそのまま伏せて、寝ました。
触らないまま過ぎた年月
その後、ロミオは倉庫の奥に居続けました。
わくわくの実も付けていない。運極を目指したわけでもない。編成に入れたのは、たぶん数えるほど。
引いた瞬間の温度が、そのままキャラの扱いになった。
これ、けっこう罪深いんですよね。僕の判断は当時の環境に紐づいたものだったのに、そのあと更新しなかった。
告知を見た朝
獣神化改の告知を見たのは、通勤前の朝でした。
対象キャラの名前が並んでいる。その中にロミオ。
指が止まりました。
慌ててアプリを開いて、倉庫を漁って、キャラを引っ張り出す。何年も触っていなかったので、育成状況がひどい。
改を済ませて、実際に重力バリアだらけのクエストに連れていったとき、思わず口角が上がりました。
(お前、こんなに殴れたっけ)
同じキャラです。名前も見た目もあの日のまま。変わったのは、環境と実装だけ。
SSの火力を数字で見る
五体当てでどれだけ出るか
獣神化改のSSは、触れた敵の数に応じて威力が増すメテオ。
メテオ系のSSの中でも、トップクラスの火力とされています。
壁をすり抜けるという性質
さらに、このSSは壁をすり抜ける仕様。卑弥呼と同じタイプです。
ブロックや障害物が置かれたステージでも、多くの敵に当てやすい。
メテオ系は当てた数が火力に直結するので、この性質はそのまま期待値に効きます。キラー対象が相手なら、ゲージを飛ばすほどのダメージも狙える。
ずどん、と一発で盤面が変わる。あの気持ちよさ、久しぶりに味わいました。
弱点も正直に書いておく
レーザーバリアが天敵
いいところばかり書いても仕方ないので、苦手も並べます。
ロミオが持つ友情コンボは、どちらもレーザー系です。
つまり、レーザーバリアが出現するクエストでは仕事が激減する。ダメージがまったく通らなくなる。
編成前に、ギミックの一覧を必ず確認してください。重力バリアがあるからといって飛びつくと、レーザーバリアで詰みます。
水属性の競合が多い
もうひとつ、環境面の話。
水属性でアンチ重力バリアとアンチワープを併せ持つキャラは、現状かなりの数がいます。
つまり枠を争う相手が多い。重力バリアキラーLという明確な武器はあるものの、あらゆる高難度で第一候補になるかというと、そこまでは言い切れない。
刺さるクエストでは強い。刺さらない場所では出番がない。そういう性格のキャラです。
手持ちの評価は、環境で動く
獣神化改にするべき性能か、と聞かれたら、僕は迷わずすると答えます。
重力バリアが絡むクエストでの働きが明確で、SSの火力も上位。素材を使って後悔する性能ではありません。
そのうえで、この記事でいちばん残したいのは別のことです。
キャラの評価は、キャラの側だけで決まらない。
ロミオは何も変わっていません。変わったのは、実装される新機能と、周りに並ぶ敵の顔ぶれ。
倉庫の奥に置いたまま何年も忘れていた僕は、引いた日の判断をずっと更新しないでいた。あの朝、告知を見て慌てて掘り返したのは、自分の怠慢を回収する作業でもありました。
なお、モンストの評価は環境の更新でどんどん動きます。この記事の内容も、時期が経てばズレる。育成の前に、最新の評価と適正クエストを一度確認してください。
倉庫、たまに開けましょう。何年も前の判断が、そのまま眠っています。
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