レベルアップで進化する
条件はレベルアップ。合成アイテムは不要です。
妖怪ウォッチ2では、レベル31が進化の目安とされています。作品やバージョンによって条件が変わる場合があるので、自分が遊んでいるタイトルの一覧でも確認してください。
焼きおに斬りはAランク。おにぎり侍から一段上がる形になります。
妖怪大辞典での並び
図鑑の並びも押さえておくと迷いません。
妖怪ウォッチ2では、おにぎり侍のひとつ後ろに焼きおに斬り、その後ろにカブトさん。3では黄泉ゲンスイの次におにぎり侍、そして焼きおに斬りという順番です。
名前の付け方が既にうまい。おにぎりと鬼斬りをかけて、焼くと焼きおに斬り。ダジャレを二段重ねている。
さて、ここまでが基本情報です。
本題はここから。進化ボタンを押す前に、やることがあります。
進化する前に、鼻を見る
梅干しか、明太子か
おにぎり侍の顔をよく見てください。
鼻の部分に、具が乗っています。
通常のおにぎり侍は、梅干し。
そして元祖には、鼻が明太子になっている個体が存在します。これがレアおにぎり侍。
(具が違うだけでしょ)
そう思ったなら、ちょっと待ってほしい。この鼻、見た目の差では終わりません。
レア個体は進化後も別物
レアおにぎり侍は、スキルが通常個体と違います。
そしてレベル31で進化させると、レアの焼きおに斬りになる。
つまり、鼻の具が進化後の性能まで決めている。
通常個体を進化させても、レア個体を進化させても、名前は同じ焼きおに斬り。でも中身が違う。
進化させたあとで気づいても、遅い。
スキルが入れ替わるという意味
おにぎりというスキル
レアおにぎり侍が持っているスキルは、おにぎり。
効果は、ピンチになったとき一度だけHPを回復するというもの。
生存能力を上げるタイプ。追い詰められた場面で一回だけ踏みとどまれる。
防火壁という着地点
そして進化後、レア焼きおに斬りが持つスキルが防火壁。
すべての火属性の妖術を受け止める。
火属性を完全に受ける壁になる。刺さる相手が限定されるぶん、噛み合ったときの強さが違います。
回復から、属性受けへ。方向性がまるっきり変わっている。
進化というより、転職に近い。
明太子を見落として進化させた話
レベルが上がった通知
僕がこの仕様を知ったのは、当然ながら失敗してからです。
図鑑を埋めていて、おにぎり侍が二体手元にいました。一体は序盤に拾ったもの、もう一体は竹林でうろついていたのを捕まえたもの。
どちらも同じ妖怪という認識でした。だから、レベルの高いほうを適当に育てた。
ぴこん、と進化の演出が入る。焼きおに斬りが図鑑に登録される。
(よし、一体埋まった)
何かが違うと気づく
そのしばらくあと、掲示板だか攻略サイトだかで、レアおにぎり侍という単語を見ました。
鼻が明太子。スキルが違う。進化後も別物になる。
手が止まりました。
慌てて手持ちを開いて、残っていたもう一体の顔を拡大する。画面に顔を寄せて、鼻を凝視する。
明太子。
こっちだった。
そして進化させてしまったほうは、梅干しの通常個体。つまり、僕は先に凡庸なほうを育てて、貴重なほうを放置していたわけです。
頭を抱えました。(なんで先に顔見なかったんだ…)
竹林へ戻る
幸い、こちらはまだ育てていなかったので損害はゼロで済みました。
そこから改めて、明太子のほうを育て直す作業。団々坂の竹林のおんぼろ屋敷。あそこにレアおにぎり侍が出るという情報を頼りに、通い直した記憶があります。
このゲーム、見た目のわずかな差に性能が紐づいているケースが本当に多い。
顔を見る。進化させる前に、一度立ち止まって顔を見る。
僕がこの妖怪から学んだのは、それだけです。それだけですが、けっこう効きます。
鬼に強い、の判定がゆるい
名前に鬼が付くかどうか
もうひとつ、この妖怪には面白い仕様があります。
おにぎり侍と焼きおに斬りは、鬼に対して強い。ダメージ倍率がおよそ一・五倍になります。
図鑑にも、腕前はふつうだがなぜかめっぽう鬼には強い、という趣旨の説明が書かれている。鬼と渡り合える数少ない妖怪という扱いです。
問題は、その対象の判定基準。
基本的には、名前に鬼が付いている妖怪が対象。
名前で判定。ざっくりしている。
例外だらけのリスト
そして案の定、例外が山ほどあります。
百鬼姫。名前に鬼が入っているのに対象外。アニ鬼、へこ鬼神、鬼食いも同じく対象外。ところが父上は対象になる。
酒呑童子。名前に鬼という字はどこにもないのに、対象になる。
あまのじゃく。ひらがな表記なので一見関係なさそうですが、漢字で書くと天邪鬼。だから対象。
(ひらがなで出すなら判定に使うなよ)
思わず口に出ました。
要するに、内部では鬼系かどうかというフラグで管理されていて、名前はあくまで目安なんですよ。だから見た目の名前と挙動がズレる。
なお、シリーズの後の作品ではスキル対象が鬼族という括りに変更されています。開発側も、この分かりにくさは把握していたんでしょう。
図鑑の説明文が繋がっている
ひも爺のお気に入り
最後に、この二体の図鑑説明を並べてみてください。
おにぎり侍の説明には、ひも爺の大のお気に入りである、という一文が添えられています。
ひも爺はご存じ、腹をすかせた食いしん坊の妖怪。おにぎりが好きなのは当然でしょ。
進化したら不評になった
そして焼きおに斬りの説明。
おにぎり侍がこんがり焼けて進化した姿。鬼を焼く炎の刀を持つ。
ここまでは順当です。問題は最後の一文。
この姿はお肌が固いので、ひも爺には不評らしい。
不評。
進化して強くなったのに、ひも爺には嫌われた。
僕、この一行を読んだとき声が出ました。二体の説明文が、ちゃんと会話しているんですよ。片方でお気に入りと書いて、進化先で不評と書く。
焼きおにぎりって、表面が香ばしくて固くなる。あれを再現している。じゅわっと焦げ目がついて、噛むとぱりっとする。ひも爺の口には合わなかったらしい。
進化は強化とは限らない
おにぎり侍は焼きおに斬りに進化する。条件はレベルアップ。進化させる前に鼻の具を確認する。明太子ならレア個体で、進化後のスキルまで別物になる。
そして、これは進化全般に言える話だと思っています。
進化は、上に伸びることではありません。何かを得て、何かを置いてくること。
おにぎり侍は炎の刀を手に入れて、代わりにひも爺の好意を失った。回復スキルは属性の壁に変わった。
強くなったかどうかは、何と戦うかで決まる。
だから、レベルアップの通知が出たときに反射で押さないでほしい。手持ちを開いて、顔を見て、今そいつが何を持っているかを確かめる。
たぶんそのひと手間が、図鑑を埋める速度を一番上げてくれます。
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