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からくりベンケイの入手方法と、妖怪ウォッチ2に隠れた弁慶伝説

目次

まず入手方法から

マップで倒して仲間にする

からくりベンケイは、マップ上に敵として出現します。

戦って倒すと、一定確率で仲間になる。妖怪ウォッチのいつものやつです。

友達になる確率を上げたいなら、好物を使うのが基本。好物のスナックを持ち込んで、戦闘中に投げる。地道ですが、これが一番効きます。

出現場所は元祖と本家と真打で違いが出る部分なので、自分の遊んでいるバージョンの一覧で確認してください。攻略サイトを開くときは、まずどのバージョン向けの記事なのかを見る。ここを間違えると延々空振りします。

ガシャという二つ目の窓口

もうひとつの経路がガシャです。

満腹おたふく駅の福ガシャから排出されます。

こちらは完全に運。狙って出せるものではないので、毎日のガシャを欠かさず回しつつ、本命はマップ周回に置くのが現実的でしょう。

(今日も出ないか…)

と呟きながらコインを消費した記憶、みなさんにもあるはず。

基本データを押さえる

ランクBのイサマシ族

からくりベンケイはランクB、イサマシ族。

最強クラスではありません。ただ、図鑑を埋めるうえでは避けて通れない位置にいます。

妖怪大辞典での並びが分かりやすくて、ひとつ前がベンケイ、ひとつ後ろがやまと。

この並び、けっこう重要です。あとで効いてきます。

装備枠はひとつ

装備できるアイテム数は1。

イサマシ族らしく、前に出て殴る役回り。半分機械という設定のわりに、性能面で極端な特徴があるタイプではありません。

じゃあ地味な妖怪なのかというと、そうでもない。この子、設定がとんでもないんですよ。

図鑑の一文がやたら攻めている

半分機械の体を持つ妖怪

妖怪大辞典に書かれている説明を要約すると、こうなります。

半分が機械の体を持つ妖怪。いわゆるサイボーグ。

妖怪でサイボーグ。この時点で情報量がおかしい。

世界初ではないか、という自己申告

そして続きがすごい。

サイボーグの妖怪は世界初ではないか、と噂されている。

噂されている。

(誰に?)

思わず突っ込みました。妖怪界に業界紙でもあるんでしょうか。世界初という言葉を、妖怪の図鑑で読むことになるとは思っていなかった。

妖怪ウォッチの図鑑説明はどれも一癖あるんですが、これは中でも上位に食い込む面白さだと思います。

ただ、ここで終わらせるのはもったいない。この妖怪、ふざけているようでいて、下敷きがめちゃくちゃ真面目なんです。

弁慶の名前で検索してしまった夜

図鑑を眺めていて引っかかる

僕がこの子に引っかかったのは、図鑑を上から順に眺めていたときでした。

ベンケイ。からくりベンケイ。

二体並んでいる。片方は普通の武者風、片方は機械。同じ名前を分け合っている。

なんとなくベンケイのほうの説明も読みました。そこに書かれていたのが、戦いで勝った相手から奪った999本の刀を腹に隠している、という設定。いざというときは、その刀が飛び出して敵を串刺しにする。

999。

指がぴたりと止まりました。

999という数字に見覚えがある

この数字、どこかで見たことがある。

しばらく考えて、思い出しました。武蔵坊弁慶です。

伝説では、弁慶は千本の太刀を集めるという願を立てていた。そして999本まで集めたところで、五条大橋で牛若丸に出会い、敗れる。

千に一本足りないところで止まった男。

3DSを膝に置いたまま、天井を見ました。腕にぞわっと鳥肌が立っていた。

伝説と図鑑が繋がる

図鑑の一行が、伝説そのままだったんです。

999本の刀を隠している。あと一本で千に届かなかった男が、集めた刀を腹に抱えたまま妖怪になっている。

子ども向けのゲームだと思って読み流していた説明文に、八百年以上前の物語がそのまま埋まっていた。

(これ、気づいてる子どもどれくらいいるんだろう)

たぶん、当時の僕は気づいていませんでした。

ベンケイが腹に隠しているもの

999本の刀という設定

改めて整理します。

歴史上の武蔵坊弁慶は、源義経、つまり牛若丸に仕えた僧兵として知られています。

刀集めの伝説では、京の五条大橋で通行人から太刀を奪い続け、999本まで到達。そして千本目を狙った相手が牛若丸で、敗れて家来になった。

五条大橋で止まった数字

999という数字は、達成できなかった数字です。

あと一歩。手が届かなかった。

その未完成のまま止まった数を、妖怪ウォッチのベンケイは腹に抱え込んでいる。しかも溜め込むだけでなく、いざとなれば飛び出させて武器にする。

未練を武器にしている、と読むこともできる。

たかがゲームの図鑑説明です。でも、選んだ数字が999である以上、作った人はあの伝説を踏まえている。それは間違いない。

なぜ機械の体になったのか

立ったまま絶命した男

さて、本題のからくりベンケイに戻ります。

なぜこの妖怪だけ、機械の体を与えられたのか。

ここでもうひとつの弁慶伝説を思い出してください。

弁慶の立往生です。

主君を守るために衣川で全身に矢を受け、それでも倒れず、立ったまま息絶えたと伝えられている。近づいた敵が、すでに絶命していることに気づかなかった、という話まで残っている。

動かなくなっても立ち続ける

体が動かなくなっても、立ち続ける。

これ、機械の体という設定と完璧に噛み合っていませんか。

生身が限界を迎えても止まらない。倒れることを許されない。からくり仕掛けで動く弁慶というデザインは、あの最期をそのまま形にしたものに見えてくる。

サイボーグの妖怪は世界初ではないか、という図鑑のとぼけた一文。あれを読んだあとにこの符合に気づくと、印象がまるっきり変わります。

ふざけた見た目の裏に、倒れなかった男の話が敷いてある。

図鑑の一行は、たいてい伏線

妖怪ウォッチは、妖怪の名前と設定に日本の民俗や伝説を大量に取り込んでいるシリーズです。

ばか正直に元ネタをなぞるのではなく、ちょっとずらして、笑える形にして置いてある。だから子どもは笑って読み流せるし、大人があとから気づいて唸る。

からくりベンケイは、その構造がとりわけ分かりやすい一体だと思います。

入手方法だけ知りたくてこのページに来た人も多いはずなので、最後にもう一度書いておきます。マップで倒して仲間にするか、満腹おたふく駅の福ガシャを引くか。好物を持って周回するのが近道です。

そのうえで、仲間になったら図鑑をもう一度開いてみてください。

あの短い一行。読み流すと、ただのサイボーグの妖怪で終わります。読み込むと、五条大橋と衣川が出てくる。

妖怪の説明文を読み飛ばす癖はなくなりました。

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この記事を書いた人

ゲーム歴:学生の頃からコンシューマー機とPCゲームを行き来してきた長年のゲーマー

ゲームの好み

ジャンル: 高難度アクション、ローグライク、シミュレーション、インディーゲーム

プレイスタイル

攻略サイトを一応見るけど、「なんでそうなるのか」が書いてないとモヤモヤするタイプ

自分で検証して、メモを取りながらプレイするのが好き

1本のゲームをやり込んで、システムの癖や罠を見抜くのが楽しい

「最強装備でゴリ押し」といった効率厨的な情報に飽き飽きしている。「レベルを上げれば勝てるのは当たり前。適正レベルで、なぜあの攻撃に当たってしまうのかを知りたい人」に向けた、世界一過保護で理屈っぽい救済措置を目指している。

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