ディノバルドは、部位ごとに赤く光る
赤熱した熔炉嚢を集めるなら、まずディノバルドという獣の性質を知ったほうが早い。
ディノバルドは、自身の部位を赤熱化させるモンスターで、赤熱化した部位によって弱点や狙う場所が変化する。
ここが肝心。赤くなるのは、尻尾だけではない。喉も赤熱化する。そして、赤くなった場所によって、こちらが取るべき行動がまるで違う。赤い、というだけで一括りにすると、この獣は攻略できない。
熔炉嚢という名前は、炉を意味する熔炉と、袋を意味する嚢の組み合わせ。体の中に熱を溜め込む器官。その熱が、部位ごとに表に出てくる。赤熱した熔炉嚢という素材は、この熱の仕組みそのものを切り取ったもの。
喉が赤いときは、大ダウンのチャンス
まず、喉の赤熱化。ここが、多くのハンターが見落とすポイント。
特に、喉が赤熱化している時は、怯みで大ダウンが狙えるためチャンス。喉が赤熱化している間に喉へ攻撃を与え続けると、大ダウンが狙える。ダウン中は一方的に攻撃できるため、喉が赤熱化している時は、積極的に喉を狙う。
そして、このダウンには特徴がある。赤熱状態の喉を攻撃して奪えるダウンは、時間が長い。積極的に狙っていこう。
長いダウン。つまり、ここで大きく削れる。そして、ダウンを取るということは、落とし物のチャンスも生まれるということ。赤熱した熔炉嚢を狙うなら、この喉の赤に反応できるかどうかが、収穫量を左右する。
尻尾ばかり見ていると、喉の赤を見逃す。喉が赤く光ったら、そこへ攻撃を集中する。この切り替えができるようになると、ディノバルド戦の景色が変わる。
尻尾が赤いときは、肉質が柔らかくなる
次に、尻尾の赤熱化。こちらは、意味がまったく違う。
尻尾は状態によって肉質が変化し、赤熱化しているときは肉質が柔らかくダメージを与えやすい。また、尻尾の切断は、尻尾が赤熱化している状態でしかできない。
つまり、赤い尻尾は、柔らかい尻尾。普段は硬くて弾かれる尻尾が、赤熱化している間だけ、刃が通る。そして、切断できるのも、この状態のときだけ。
ディノバルドの尻尾は、赤熱状態となると肉質が柔らかくなり、2段目の破壊、つまり尻尾切断を狙うことができる。
だから、尻尾が赤く光ったら、尻尾を狙う。喉が赤く光ったら、喉を狙う。同じ赤でも、応じ方が真逆。この使い分けが、素材集めの効率をそのまま決める。
尻尾を研ぐのは、斬れ味を戻すため
ディノバルドの生態を知ると、この赤熱化の仕組みが腑に落ちる。
尻尾の甲殻は発火性の高い鉄分を含んでおり、地面との摩擦によって加熱され赤熱化状態になると、尻尾での攻撃時に炎が巻き起こる。尻尾に煤が付き、斬れ味が悪くなると、自分の牙を使って研磨する。
尻尾の甲羅に、鉄分が含まれている。地面とこすれて熱を持ち、赤く焼ける。そして煤がついて切れ味が落ちると、自分の牙で研ぐ。
大剣のように強靭な尻尾から、斬竜とも呼ばれる獣竜種。まさに、刃物を持った獣。ハンターが砥石で武器を研ぐように、ディノバルドも自分の牙で尻尾を研ぐ。この、狩る側と狩られる側が同じことをしている構図が、たまらなく好き。
赤熱した熔炉嚢は、この熱を生み出す器官。名前と生態が、きれいに繋がっている。
尻尾を研いでいる間が、狙いどころ
そして、この尻尾研ぎのモーションが、実戦で重要になる。
非常に危険な溜め尻尾なぎ払い攻撃は、口で尻尾を研いでいる間に、ディノバルド左側から後ろへ抜けるようにすると回避しやすい。
つまり、尻尾を研ぐモーションは、次に強力な攻撃が来る前触れ。ここで、左から後ろへ抜ける。あるいは、大きく距離を取る。
ディノバルド最大の尻尾大回転攻撃の際には、必ず自身の尻尾を咥えるモーションを行う。大ダメージかつ広範囲の攻撃なので、納刀して緊急回避に備えるのも手。
自分は、この読みを覚えるまで、何度も吹き飛ばされた。ジャリ、と尻尾が地面をこする音がして、ディノバルドが尻尾を咥える。そこで欲張って一撃を入れようとする。次の瞬間、視界が回って、地面に叩きつけられている。
心臓が、ドクドクと耳の奥で鳴っていた。手のひらが、コントローラーの上で滑る。回復薬を飲む指が、少し震えていた。
咥えたら、逃げる。この一行を体に入れるまでに、何度も転がされた。
水属性で挑むと、攻略が早くなる
素材を効率よく集めるなら、武器の属性も選ぶ。
水属性の攻撃が最も有効。次点で氷と龍属性が有効。ディノバルドの最大の弱点は水属性。
火を纏う獣に、水をぶつける。分かりやすい相性。そして、尻尾が赤熱状態になった際には、尻尾の肉質が柔らかくなり、水属性攻撃を当てることで大きなダメージを狙える。
つまり、赤熱した尻尾に、水属性の攻撃。柔らかくなった肉質と、弱点属性が重なって、一気に削れる。近接攻撃では、頭部、喉、排熱殻、赤熱状態の尻尾が効果的。頭と首の肉質が軟らかいので、ダメージを与えやすい。
水属性武器を用意して、赤熱化した部位を優先的に狙う。この二つを守るだけで、討伐時間が短くなる。狩りが速くなれば、そのぶん周回数が増えて、赤熱した熔炉嚢の入手機会も増える。
赤熱の時間は、作品によって変わる
ここで、一つ注意点。作品によって、赤熱化の仕様が違う。
ある作品では、尻尾赤熱状態の時間が大幅に短くなった。尻尾が強化された状態が短くなるため弱体化でもある、かと思いきや、尻尾を振り抜いて火炎を飛ばす攻撃が、錆び状態だろうが弱化しなくなっているなど、そもそも尻尾赤熱状態とそれ以外の差がいくらか埋まっており、単に弱点化、および切断可能化する状態が短くなってしまった印象が強い。
赤熱の時間が短い、ということは、尻尾を狙えるチャンスが短い、ということ。あまりに切りづらいことから、尻尾赤熱状態でしか切断の為のダメージを蓄積できなくなったのでは、との説も出ている。
だから、自分が遊んでいる作品で、赤熱の持続時間がどれくらいかを、体感で掴んでおく。短い作品なら、赤くなった瞬間に飛びついて、集中攻撃する。迷っている時間はない。
正面に立たない、が基本の立ち回り
赤熱化を狙うにも、生き残らないと始まらない。基本の立ち回りも押さえておく。
ディノバルドは前方に対する攻撃が多いので、基本的には正面に立たないように立ち回ることを心がける。
前方への攻撃が多い。だから、側面か背後を取る。正面に立つと、尻尾の叩きつけも、なぎ払いも、まともに受ける。
そして、なぎ払いには法則がある。サイドステップから繋げてくることが多く、実はサイドステップした方向と薙ぎ払う向きは決まっている。知っておくと回避しやすい。
右に跳んだら、左をなぎ払う。つまり、元々ディノバルドがいた付近が当たり判定になる。ステップの方向を見れば、次にどちらへ尻尾が来るかが読める。この読みができると、被弾が減る。被弾が減れば、攻撃に使える時間が増える。
さらに、ディノバルドの攻撃は火属性やられになるものが多い。赤熱化した尻尾の攻撃を受けても火属性やられとなってしまうので、火耐性が高い装備で臨むか、ウチケシの実を準備しておくと良い。
赤を見分けて、熱を刈り取る
赤熱した熔炉嚢は、ディノバルドの熱を生む器官。名前のとおり、体内の炉。だから、この素材を集めるなら、ディノバルドがどう熱を扱う獣なのかを知るのが近道になる。
赤熱化するのは、尻尾だけではない。喉も赤くなる。喉が赤いときは、そこを叩いて長いダウンを取る。尻尾が赤いときは、肉質が柔らかくなり、切断も可能になる。同じ赤でも、意味が違う。この見分けができるかどうかで、狩りの組み立てが変わる。
尻尾を咥えたら、危険な大技の前触れ。左から後ろへ抜けるか、距離を取る。武器は水属性が最も有効。正面に立たず、側面から赤熱部位を狙う。火属性やられ対策に、ウチケシの実か火耐性装備を用意しておく。
自分は、尻尾ばかり見て、喉の赤を何度も見逃していた。あの長いダウンを取り損ねていたぶん、狩りが伸びていた。赤いのは尻尾だけじゃない、と気づいた日から、ディノバルド戦がぐっと短くなった。
赤く光った場所を、正確に読む。そして、その熱ごと刈り取る。赤熱した熔炉嚢は、そうやって手に入る素材。次に地底火山であの獣と向き合うときは、尻尾だけでなく、喉の色も見てほしい。狩りの速さが、たぶん変わる。
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