同じ選手なのに違う番号が並んでいることに気づく。23と3。どちらが正しいのか分からず、手が止まる。
どちらも正しいんですよ。ただし、着ていた時期が違います。
背番号が二つある理由
来日当初は23
日本での一年目から数年間、背中に入っていたのは23でした。2020年に横浜へやってきて、そのまま着け続けた番号です。
一年目から二桁本塁打を放ち、翌年には打率三割を超える成績で主軸に座った。この時期の記憶を持っている人にとって、彼の番号は23でしょう。
途中で3へ
ところが、ある年のオフに変更が発表されます。ベテランの内野手と番号を交換する形で、彼が3を背負うことになった。
相手はもともと23を着けていた選手で、球団に入ったときに渡された番号がそれだった人。つまり、二人の間で番号が入れ替わったわけです。この交換、事情を知ると少し味わい深い。
番号は受け渡されていく
野球の背番号は、空けば誰かが着ける。引退した選手の番号を若手が受け継いだり、移籍で空いた枠に別の選手が入ったり。
この球団でも、そうした受け渡しは毎年のように起きています。だから、番号だけでは誰のものか特定できない年が出てくる。
グッズを探すときに厄介なのがここです。3という数字が入った一着を見つけても、それが彼の在籍時期のものとは限らない。年式まで含めて確かめる必要があります。
どちらを選ぶか
買う側からすると、ここが悩みどころになります。
来日直後の勢いを覚えているなら23。後半の、四番に座っていた頃の姿を思い浮かべるなら3。自分がいちばん見ていた時期に合わせるのが、いちばん後悔しない選び方だと思います。
今は横浜にいない
2025年のオフに自由契約
現在の状況も押さえておきましょう。2025年の11月、球団は彼を自由契約としています。ウェイバーの手続きを経ての決定でした。
在籍は6年間。通算では400試合を超える出場で、85本塁打。打率も三割近く残しています。数字だけ見れば十分な働きなのですが、後半は故障との戦いが続きました。
6年間をざっと振り返る
もう少し細かく並べておきます。来日一年目は65試合の出場で20本塁打。出場数を考えれば異常な効率でした。
翌年は100試合を超えて出場し、打率三割超えに28本塁打、74打点。ここがキャリアの頂点にあたります。
その後は大型契約を結んだものの、故障で出場数が大きく落ち込む年が続きました。手術やリハビリの報が何度も流れ、期待と現実の差にやきもきした人も多いはず。
それでも、いる時の存在感は別格でした。だからこそ、ユニフォームを求める人が今も検索しているのだと思います。
その後の行き先
同じ年の12月、メジャーの球団と一年の契約を結んで海を渡っています。日本を離れての再挑戦。
ただし2026年の春先、右膝の故障によって長期の負傷者リストに入ったと報じられました。状況は動く可能性があるので、最新の情報は確認してください。
入手経路が変わった
在籍していない選手のグッズは、公式の売り場から順に消えていきます。これは仕方がない。
つまり今から探すなら、当時の在庫が残っている店か、中古の市場が中心になるということ。この前提を持っておくと、探し方が変わります。
どこで探すか
公式の扱いを先に確認
まずは球団のオンラインストアや、球場の売店を当たってみる価値はあります。退団直後は在庫が残っていることもある。
ただ、時間が経つほど期待は薄くなります。サイズが偏っていたり、番号が片方だけだったり。運の要素が大きい。
中古市場という選択
現実的な主戦場はこちらでしょう。個人間で売買される場に、両方の番号のものが流通しています。
状態、サイズ、正規品かどうか。確認すべき点は多いものの、選択肢の数では圧倒的です。ぱらぱらと出品を眺めていると、当時の記憶が呼び起こされる感覚もある。
見分けるポイント
購入前に見ておきたいのは、まず番号。次に、名前の表記が入っているかどうか。そして、どのユニフォームを模したものなのか。
同じ球団でも年によってデザインが変わるので、写真をよく見る必要があります。番号だけ合っていても、着ていた年と型が食い違うことがある。
正規品かどうかを確かめる
もうひとつ、避けて通れない話を。人気のある選手のグッズには、正規の流通ではないものが混ざることがあります。
確認したいのは、タグの有無と写真の枚数。出品者が細部まで撮っているかどうかは、ひとつの目安になります。
価格が相場からかけ離れて安い場合は、いったん立ち止まる。急いで買って後悔するより、一日置いて考えるほうが結果的に得をします。
買いそびれた話
いつでも買えると思っていた
私は何度も球場へ足を運びながら、この選手のユニフォームを買っていませんでした。
売店の前で立ち止まり、手に取り、また戻す。理由は単純で、いつでも買えると思っていたからです。まだしばらくいるだろう、と。
退団の報を見た日
自由契約の一報を見たとき、画面の前でしんとしました。ざわっとしたのは少し遅れてから。
真っ先に思い出したのが、あの売店で戻した一着です。今から探せば見つかるだろうけれど、あの日の売り場に並んでいたものとは違う。
買っておけばよかった
後から手に入れたけれど
結局、中古で一着を手に入れました。番号は23。来日直後の、あの勢いのあった時期のものです。
届いた箱を開けて、広げて、背中の数字を見た。満足はしています。それでも、あのとき自分の手で棚から取っていれば、この一着には別の記憶が乗っていたはず。グッズを買うタイミングというのは、思っている以上に一回きりなんですよ。
サイズと種類
レプリカの種類
球団のユニフォームには、通常のホーム用とビジター用のほか、期間限定の特別なデザインがあります。
横浜の球団は毎年のように企画物を出していて、選手名の表記を変えた凝ったものも登場しました。そういう一着は流通量が少ないぶん、見つけたときの喜びも大きい。
特別なものほど数が少ない
ただし、限定品は当然ながら数が限られます。中古市場でも値が上がりやすい。
普段着として気楽に着たいのか、飾って眺めたいのか。目的によって、狙うべきものが変わってきます。
サイズ表記に注意
最後に実務的な話を。この手のユニフォームは、普段の衣類とサイズ感が違います。上から羽織る前提で作られているぶん、大きめに感じることが多い。
中古で買う場合は、表記だけでなく実寸を確認してください。着丈と身幅の数字が載っていれば、手持ちの服と比べられます。返品が難しい取引が多いので、ここは慎重に。
記憶としてのユニフォーム
数字が指し示すもの
背中の数字は、その選手を見ていた時期を指し示す目印になります。23を選ぶ人と、3を選ぶ人。同じ選手を応援していても、思い浮かべる場面が違う。
在籍していない選手のグッズを買うことに意味があるのか、と聞かれたら、あると答えます。あれは選手を追いかける道具であると同時に、自分が何を見てきたかの記録でもあるので。
しまい方にも気を配る
手に入れたら、保管にも少しだけ気を使ってください。プリントや刺繍は、畳みじわや直射日光で傷みます。
長く残したいなら、ハンガーにかけて風通しのいい場所へ。着る用と保存用で分けている人もいます。
クローゼットから引っ張り出して、ひらりと広げる。番号を見た瞬間に、あの年の球場の空気が戻ってくる。それだけで十分でしょ。
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