交換に必要な枚数を見た瞬間、電卓を叩きたくなりました。おやさい券200枚。桁を読み間違えたのかと思って、二度見しています。
200枚という数字の重さ
交換窓口は無人島のおみせやさん
まず場所から。無人島開拓のエリアにあるおみせやさん、座標はおよそX21.2、Y9.3。ここが唯一の窓口です。
並んでいる品のひとつが、アイル・アデニウムホイッスル。使うとマウントを修得できる笛です。値札におやさい券200枚と書かれている。
券は週単位で積み上がる
おやさい券は無人島で扱われる通貨のひとつで、ねこみみさんの手形と交換して手に入ります。
肝心なのは、一気に稼げないという点。週ごとに得られる量に上限があるため、どれだけ張りついても一定のペースを超えられません。プレイ時間で押し切れないタイプの壁。
毎週やることは決まっている
流れ自体は単純です。島でお願いを消化して手形を得る。その手形を券に替える。これを毎週繰り返す。
手順が固定されているので、慣れれば短時間で終わります。逆に言えば、この単調さに耐えられるかどうかが最大の関門。
私は日課のルーレットを回す前に島へ寄る形にしました。順番を固定してしまうと、迷う時間が消える。長丁場では、この小さな削り込みが効いてきます。
完走までの見積もり
自力での到達に8か月かかった。
半年以上。ゲームの目標としては、かなり長い部類でしょ。しかも毎週忘れずに通う必要がある。1週間飛ばせば、そのぶん丸ごと後ろにずれる。
数字の重さは200という桁ではなく、この積み上げの期間そのものにあります。
コンテナからのドロップという細い道
手形とコンテナの関係
もうひとつ入口があります。ねこみみさんの手形10枚で交換できる無人島特別支給コンテナ。この中から、ごく稀にホイッスルが出てくることがあります。
券をコツコツ積むのが確実な道だとすれば、こちらは宝くじ。
前提は開拓ランク19
コンテナに手を伸ばすには準備が要ります。ねこみみさんのお願いという依頼を進める必要があり、それが解放されるのは開拓ランク19から。
無人島を始めたばかりの段階では、そもそも土俵に乗れません。まずは島を育てるところから。
島そのものを開いていない場合
さらに手前の話もしておきます。無人島開拓は拡張パッケージのアップデートで追加されたコンテンツで、始めるには物語をある程度進めておく必要があります。
つまりマウントを目指す前に、二段階の準備が要る。島を開き、開拓ランクを上げ、それからようやく通貨の話になる。
長いです。ただ、島の育成そのものが放置気味でも進む作りになっているので、まずは足を踏み入れておくだけでも意味があります。開始が1週間早ければ、完走も1週間早い。
期待して待つ性質のものではない
正直に書きます。この経路を主軸に据えるのは無理があります。
出る人は出る。出ない人はいつまでも出ない。しかもコンテナ自体が手形を消費するので、外れが続くと通貨だけが溶けていく。
考え方としては、券を集める過程で開けるおまけ。当たれば数か月ぶんが吹き飛ぶ、くらいの気持ちがちょうどいい。
マーケットという第三の道
券そのものが取引できる
見落とされがちな抜け道があります。おやさい券はマーケットボードで取引されているんです。
つまり、ギルさえあれば足りない分を買い足せる。相場は変動しますが、1枚あたり万単位という記録も残っています。
ギルで時間を買うという判断
200枚すべてを買うのは現実的ではありません。ただ、あと十数枚という段階なら話が変わります。
日課のルーレットを回しているだけでも、それなりの額は入ってくる。数か月の通いを数万ギルで短縮できるなら、悪い取引ではないでしょう。
時間とギル、どちらが自分にとって高いのか。この問いに答えられれば、判断は早い。
期間限定の交換に並んだら
たまに、季節の企画などで交換対象として並ぶことがあります。こうなると話は別。
普段の入手難度を考えれば、迷う理由がありません。並んでいるのを見つけたら、他の候補を差し置いてでも確保する価値があります。
慌てて買わないほうがいい
相場の話も添えておきます。券の値段は一定ではありません。出品数が少ない時期は跳ね上がり、供給が増えると落ち着く。
必要枚数が残り数十枚あるなら、数日ぶんの推移を眺めてから動くほうが安く済みます。焦って全部を高値で拾うと、後で数字を見返して落ち込みます。
サーバーによっても値付けが違うので、比較できる環境にいるなら見比べてみるのも手。
179枚で心が折れかけた話
最初の1か月は楽しかった
始めた頃は、島に通うのが日課として成立していました。作物を植えて、動物を集めて、券が増えていく。数字が伸びるのはやっぱり気持ちいい。
問題は3か月目あたりから。同じ作業の繰り返しに、身体が反応しなくなってきました。ログインして、島へ飛んで、決まった手順を消化して、終わり。
残り20枚で足が止まった
あと20枚。数字だけ見れば、もう終わったようなものです。
ところが、その残り20枚が異様に遠く感じました。週ごとの上限がある以上、あと何週間かかるかも計算できてしまう。ゴールが見えているのに、そこまでの道のりが全部見えている状態。
島へ飛ぶボタンの上で、指が止まりました。
買った
結局、足りない分をマーケットで買いました。当時の相場で、財布は痛みましたが、痛みより先に肩が軽くなった。
購入した券を握って窓口へ走り、交換ボタンを押す。笛が手元に入って、そのまま使用。花の色をした植物が地面から立ち上がった瞬間、椅子の背にもたれて天井を見ていました。
自力で完走できなかったことに、少しだけ引っかかりが残っています。ただ、あのまま惰性で通い続けていたら、たぶん島ごと嫌いになっていた。撤退も判断のうちだと、今は思っています。
見た目にそれだけの価値があるか
発色が別次元
結論から言えば、あります。ボディの造形は他のマンドラゴラ系マウントと共通なのに、色の乗せ方がまるで違う。
手足の先から胴体にかけて、鮮やかなグラデーションが走っています。背面も同じで、葉の根元まで色が続いている。それでいて葉だけはきちんと緑。ちゃんと光合成しているらしい、というのが妙に可笑しい。
一体どんな交配をすればこうなるのか。設定を考え出すと止まらなくなります。
浮くと足元に花が咲く
エフェクトも豪華です。空中に浮かんだとき、足元にアデニウムの花が咲く演出が入る。
券200枚という値付けは、この見せ場に対する対価なんだと理解しました。地上を走らせるだけでは半分も味わえません。
名前は実在する植物から
アデニウムは実際に存在する植物です。熱帯の乾燥した地域に育つ低木で、砂漠の薔薇とも呼ばれる。鮮やかなピンクの花を咲かせます。
この由来を知ってから見ると、配色の意図が腑に落ちました。乾いた土地に咲く派手な花。無人島という舞台にも、名前がきちんと噛み合っています。
無人島マウントの中での立ち位置
兄弟たちと並べてみる
同じ島から手に入るマンドラゴラ系のマウントは何種類かあります。基本の姿をしたもの、王冠をかぶったもの、トマトの顔をしたもの、そして別のコンテナ産のもの。
並べると系譜として楽しめます。造形を共有しながら、色と装飾で性格を分けている作り。コレクション性が高い。
最後に手を出すべき一体
集める順番の話をすると、アデニウムは最後で構いません。他のマウントのほうが手が届きやすく、島の遊び方を覚える教材にもなります。
先にそちらで手順を固めて、券を貯める習慣が身についてから狙う。この順番なら、200枚も少しだけ軽く見えてくるはずです。
通い続けた副産物
最後にひとつ。券を集める過程で、島の設備や別の報酬も勝手に育っていきます。目当てはマウント一体でも、手元に残るものはそれだけではない。
半年通った島の景色は、笛を吹いた今でも覚えています。あの単調な往復がなければ、この色をここまで嬉しく感じることもなかった。
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