象の着ぐるみを着た冒険者とすれ違ったとき、足が止まった。頭も胴も象。しかも本気の造形。あれ何だ、と調べて行き着いた先が、サベネア島の巨大な神像だった。
目当ては強敵ではなく、その先の交換品
宝珠を持っていく先はラザハンのネズヴァズ
戦って手に入るのはダイヴァディーパの宝珠という素材。これ単体では何の役にも立ちません。ラザハンのネズヴァズという商人に持ち込んで、初めて意味を持つ。
場所はエーテライトから伸びる通路の左側、真ん中に立っているNPC。座標はおよそx10.6、y10。他の特殊FATEの交換窓口も兼ねているので、一度覚えると後々まで使います。
そろえるなら宝珠18個
交換品は4種類。象の頭になるガジャヘッドが4個、胴のガジャスーツが6個。この2つを組み合わせると、例の全身象になります。
さらにミニオンのマメット・ダイヴァディーパが5個、チョコボ装飾のサベネアン・バードが3個。深い赤に金をあしらった配色で、サベネア島の空気がそのまま乗っている一品です。
合計すると18個。数字だけ見ると軽く見えるかもしれない。ところが、ここからが長い。
今から取りに行っても間に合う
実装はパッチ6.0。もう何年も前の話です。それでも交換品は残っていて、宝珠さえ集めれば今日から手に入る。
しかもレベル上限が伸びたぶん、こちらの火力は当時とは別物。ギミックの重さも相対的に軽くなっている。人が少ないという不安はあるけれど、集まる場所と時間さえ合えば、頭数は今でもそろいます。むしろ厄介なのは戦闘ではなく、湧きに立ち会えるかどうかのほう。
評価によって取り分が変わる
FATEの貢献度評価によって、もらえる宝珠の数が動きます。金評価なら6個、銀評価で4個、銅評価だと2個。
つまり金評価を3回そろえれば、それだけで全部の交換が終わる計算。逆に銅評価ばかりだと9回。同じ数のFATEを踏んでも、終わりまでの距離が3倍違ってくるわけです。ここを知らずに漫然と参加していると、いつまでも宝珠が貯まらない。
出現までは三段構えになっている
一本目、迷える巡礼者
すべての起点はサベネア島のX34、Y27付近で発生する迷える巡礼者。これは前回の発生からおよそ1時間おきに巡ってくると言われています。失敗した場合はもう少し早く戻ってくるという話。
つまり、ここは比較的踏みやすい。難所ではありません。
二本目、祈りの時
一本目が終わると、X23、Y23付近で祈りの時が始まります。間隔はおよそ3分。移動時間を考えると、終わってすぐ走り出す必要がある。
ここでのんびりしていると次に間に合わない。連鎖しているという感覚を持っておくと動きが変わります。
三本目、偽りの神
そして本命。X9、Y37のあたりで、ダイヴァディーパが降りてきます。二本目の終了からおよそ3分から5分後。
ただし、必ず出るわけではありません。前提を2本きれいに踏んでも、三本目に化けないことがある。ここが最大の壁です。
出ないときは条件が満たされていない
湧かない理由は運だけではないようで、前回の発生から一定時間が経っていないと出ない仕組みが疑われています。漆黒期の特殊FATEでは、24時間から36時間ほどの間隔が必要だったと語られてきました。暁月の3本目も同種の設計だろう、という見方が定着している。
正確な数値は公表されていません。ただ、待機時間の存在を前提にして動くかどうかで、消費する時間がまるで変わってきます。何度も前提を踏み直しても出ないなら、原因は自分の走り方ではない。
前提を踏むときの動き方
三本が起きる座標は島の中でばらけています。X34からX23、そしてX9。地図の端から端へ移動する形になるので、飛べる状態を整えておかないと連鎖に置いていかれる。
一本目が終わりかけたら、片づけを他の人に任せて先に走り出す。二本目の会場付近で待ち構えて、始まった瞬間から殴る。この前倒しの癖をつけておくと、三本目に立ち会える確率が上がります。
FATEが見えてから動くのでは、だいたい遅い。次がどこで起きるかを知っている人だけが間に合う仕組みなんですよ。
待ちをどう扱うかで疲れ方が決まる
メンテナンス明けは条件がリセットされる
覚えておくと効くのがこれ。メンテナンス後は待機時間がリセットされ、発生できる状態から始まると言われています。
サーバーが戻ってきた直後のサベネア島。ここが一番手堅い狙い目でしょ。実際、メンテ明けの島には人がぽつぽつ集まり始めます。同じ情報を握っている冒険者が、静かに同じ場所を目指している構図。
ワールドを渡るという抜け道
湧きの管理はワールドごと。つまり自分のワールドで条件が満たされていなくても、同じデータセンター内の別ワールドなら状況が違う可能性がある。
ワールド間テレポで移動して、そちらの発生状況を覗きに行く。この手を使えるかどうかで、収集にかかる日数が変わってきます。ひとつのワールドで粘り続ける必要はないんですよ。
討伐時刻を共有する場を覗く
冒険者同士が最後の討伐時刻を持ち寄って共有しているサイトがあります。誰かが記録を残していれば、次に発生し得る時間がおおよそ読める。
情報は必ずしも新しいとは限らない。それでも、何の手がかりもなく島を走り回るのとは天と地の差があります。
実際に殴りに行くとどうなるか
左辺三叉戟は文字を見た瞬間に動く
技名が表示されたら、その情報だけで判断していい。左辺三叉戟と出たら、左手側に広い範囲攻撃が飛んできます。予兆が出てから着弾までがとにかく短い。
見てから避けるのではなく、名前を読んだ時点で右手側へ走る。これが安定します。逆側の技も同じ考え方で処理できる。
空華焔と操焔儀は色を合わせるだけ
外周の一辺に赤と青の火球が並びます。その後、ダイヴァディーパがまとっている炎と同じ色の火球から直線の攻撃が伸びてくる。
つまり、まず違う色の火球側へ退避する。そして最初の直線が消えたら、今度はさっきまで攻撃があった場所へ駆け込む。順番が逆になるので、慌てると必ず踏みます。
視線を火球ではなくボスの炎の色に置く。これだけで処理がぐっと素直になるんですよ。
頭数がそのまま評価になる
ソロでどうにかなる相手ではありません。攻撃も重く、人が少ないと制限時間に押し切られる。
近くに人が見当たらないなら、シャウトで声をかける。パーティ募集を立てる手もある。誰も来ないと思い込んで諦める人が多いけれど、同じ目的の冒険者は今も島のどこかにいます。
金評価を取りにいくための考え方
評価は貢献度で決まります。与えたダメージや回復の総量が積み上がるほど、上の評価に届く。
だから開始直後から参加して、最後まで手を止めないのが基本。途中から駆けつけて数発殴っただけでは、当然ながら数字が伸びません。倒れて寝ている時間も、そのまま損として乗ってきます。
宝珠は金評価と銅評価で3倍の差。1回の丁寧さが、通う日数を丸ごと削ってくれるわけです。避けるべきギミックを覚えることは、そのまま収集の短縮につながる。
象の頭を手に入れるまでの記録
初回、銅評価で宝珠2個
前提を偶然踏んで、三本目が湧いた。運がいい。そう思って飛び込んだところまではよかった。
準備ゼロ。ギミックの名前も知らない。左からの攻撃で吹き飛ばされ、赤と青の火球には逆側から突っ込んだ。地面に伏せている時間のほうが長い。画面の端で他の冒険者が淡々と処理しているのを、倒れたまま眺めていた。
終わってみれば銅評価。宝珠は2個。18個…あと8回?電卓を叩いてガクッときた。
待ち方を間違えて3日を溶かす
翌日から、時間を見つけては島に通った。前提の迷える巡礼者は何度も踏めた。祈りの時も走った。けれど三本目が出ない。
出ない。出ない。また出ない。
そのうち、前提を踏む作業そのものが目的になってきた。ジリジリと削られる感覚。(これ、意味あるのか)湧きに待機時間があるらしいと知ったのは、3日目の夜だった。前提を何度踏んでも、条件が満たされていなければ扉は開かない。無駄に走った距離を思い出して、椅子の背に沈み込んだ。
メンテ明けの朝に景色が変わった
作戦を切り替えた。メンテナンス明けを狙う。ワールドを渡って状況を見る。討伐記録を確認してから島へ入る。
この3つを回し始めてから、遭遇率がまるで別物になりました。しかも同じことを考えている人が集まるので、頭数もそろう。どっと人が湧いた広場で神像を囲んだとき、画面の中の空気が変わったのが分かった。
ギミックを覚えてから挑んだ2度目以降は、落ち着いて動けた。技名を読んで右へ、炎の色を見て逆側へ。金評価の文字が出たとき、思わず声が漏れた。宝珠が6個。一気に景色が近づく。
象の頭をかぶって鏡の前に立った瞬間の間抜けさ、あれは一度味わってほしい(笑)。3日走った理由が、この一枚の絵に集約されていた。
ダイヴァディーパとは何者なのか
ムリガ神群の一柱
サベネア島で古くから信仰されてきたムリガ神群。ダイヴァディーパはそのうちの一柱にあたります。FATEで戦う相手は本物ではなく、信仰にまつわる騒動の中で現れる姿という位置づけ。
戦っているときは巨体と炎にしか目が行かない。倒したあとで背景を知ると、あの姿の意味が少し変わって見えてきます。
名前が示すのは灯火と眼
アルカソーダラ族の古語で、天の灯火、あるいは眼を意味すると説明されています。善悪の真理を見通す存在だから、という理屈。
そう聞いてから改めて向き合うと、あの巨大な造形の意味が腑に落ちる。見下ろす角度も、掲げた腕も、こちらを見定めるための形だったわけです。
ミニオンとして連れ歩く楽しみ
交換品のマメット・ダイヴァディーパは、この神を模した神像という設定。小さくなってもきちんと2種類の動きを持っていて、足元で跳ねている姿には妙な愛嬌がある。
倒した相手を縮めて連れ歩き、その神をかたどった着ぐるみを着る。冷静に並べると、なかなかの所業なんですけどね。サベネア島の赤い空の下だと、なぜか妙に馴染んでしまう。
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