つるはしを握って火山を走り回っている人、いったん手を止めてほしい。そこには落ちていない。
溶岩塊は、フィールドを掘っても出てこない
読みはようがんかい、正体は鉱石ではない
溶岩塊の読みは、ようがんかい。
名前の見た目が完全に鉱石なんですよね。溶岩の塊。龍結晶の地の赤い岩肌から掘り出す絵が、頭の中で勝手に完成している。僕もそうだった。
ところが実態は違う。溶岩塊はウラガンキンから採れる素材で、落とし物やクエスト報酬、そしてダウン中のウラガンキンの背中を掘ることで入手できる。
モンスター素材。ここが最初にして最大の分岐点。
龍結晶の地で掘り続けても増えないわけ
素材名から採掘物だと思い込むと、探す場所がまるごとズレる。
龍結晶の地の採掘ポイントを一周して、出てくるのは別の鉱石ばかり。もう一周する。まだ出ない。おかしいな、レア枠なのかな、と考えて三周目に入る。この沼、経験のある人にはカンッと刺さるはず。
素材が足りないという状況で人は焦る。焦ると、確認より試行を優先してしまう。名前から連想した場所を、疑わずに掘り続ける。
入手ルートは、ほぼウラガンキンに集約される
剥ぎ取り、落とし物、クエスト報酬
主な入手経路はウラガンキンとヴォルガノスの落とし物。この二頭を討伐対象としたクエストの報酬でも手に入る。
つまり、狩ればいい。話としてはそれだけ。
ただ、通常どおり狩って剥ぎ取るだけだと数の伸びが鈍い。装備の生産と強化で必要になる量に対して、一回の狩りで返ってくる数が釣り合わないタイミングがある。
本命はダウン中の背中
ここが効率の分かれ目。
ウラガンキンの背中を掘ることで効率よく入手できる。ただし背中を掘れるのはダウン中だけ。
普段は硬い甲殻に覆われていて手が出ない部位が、転倒している間だけ開く。この短い窓をどれだけ多く作れるかで、一クエストあたりの収穫がまるで変わってくる。
倒すために戦うんじゃない。転ばせるために戦う。目的の置き換えができた瞬間から、体感速度が変わりました。
掘り続けて日付が変わった夜の話
採掘ポイントの位置を全部覚えてしまった
装備の強化まであと少し、というところで溶岩塊が足りなくなった。残り必要数を見て、まあ一時間もあれば、と軽く構えたのが始まり。
龍結晶の地へ探索に出る。つるはしを振る。ガンガン、と音が響いて、出てくるのは見慣れた鉱石。次のポイントへ走る。また違う。
一時間が経ったころには、マップ上の採掘ポイントの並びを、目をつぶっても言えるようになっていた。ルートも最適化されていた。無駄のない周回。だけど溶岩塊は一個も増えていない。
いや、確率が渋いだけでしょ。あと三周
三周した。増えない。
ポーチを開いて固まる
キャンプに戻って、なんとなくアイテム一覧から溶岩塊の項目を開いた。素材の説明と入手先が並んでいる。
……ウラガンキン。
コントローラーを持つ手が、そのまま止まった。膝の上でじりじりと熱を持っているのが分かる。時計を見たら、始めてから三時間近く経っていた。窓の外はとっくに暗い。
やってしまった、というより、なんで最初に見なかったんだ、という種類の脱力。ずるっと椅子から滑り落ちて、しばらく天井を見ていました。はぁ……。
でもこの三時間、まるっきり無駄でもなかった。素材の名前を信用しすぎる癖に気づけたので。あれ以来、新しい素材が必要になったら、まず一覧から入手先を確認する。それだけで無駄走りが激減した。
現実的な周回の組み立て方
ハジケ結晶でダウンを取る流れ
ダウンを狙って作るなら、環境を使う。
星7のフリークエスト、火と火に交わる者たちを受注し、ハジケ結晶を拾って待機。ウラガンキンが回転攻撃に入ったタイミングでハジケ結晶を当ててダウンを取り、背中や前脚付近から剥ぎ取る。これを繰り返し、ウラガンキンが移動したらクエストから帰還する。
回転攻撃を待つ、という部分が肝。あの巨体が転がり始めた瞬間が、こちらにとってのチャンスタイムになる。攻撃を避けるものとして見ていたモーションが、素材を出すためのトリガーに変わる。この視点の反転、気持ちいいですよ。
ダウンを取ったら欲張らない。背中を掘り、次のダウンに備える。討伐は目的じゃないので、体力を削りすぎないほうがむしろ長く回せる。
剥ぎ取り回数を増やすという発想
シーサー装備を着けていると、通常3回の剥ぎ取りが4回になる。
一回あたり一個増えるだけ、と侮ってはいけない。ダウンを何度も作る周回では、その一個が回数分だけ積み上がる。
効率を上げるとき、人はどうしても速度を上げようとする。でも実際に効いてくるのは、一回の取得量を増やすほう。走る距離を減らすより、拾える手を増やす。
闘技場を使う手もある
闘技場のクエストで隠れ身を使いながら、落石でダウンを取って採掘し、帰還する。これを繰り返すのが一番楽だった、というプレイヤーの報告もある。
閉じた空間なので、ウラガンキンが移動して仕切り直しになる事故が起きにくい。落石という固定の仕掛けがあるぶん、ダウンの再現性も高い。
フィールドで追いかけるのが面倒に感じてきたら、こっちに切り替えるのはアリだと思う。
集めるときにハマりやすい落とし穴
ヴォルガノスからも出る
ウラガンキンだけでなく、ヴォルガノスの落とし物やクエスト報酬でも溶岩塊は手に入る。
ウラガンキン一択だと思い込んでいると、ヴォルガノスの討伐で流れ込んできた分を見落とす。狩った覚えのないタイミングで所持数が増えていたら、たぶんこっち。
溶と熔、表記が揺れている
細かい話だけど、検索するときに引っかかるポイント。
攻略情報を漁っていると、溶岩塊ではなく熔岩塊と書かれているページに行き当たることがある。同じ素材を指しているのに、字が違う。検索で目的の情報にたどり着けないとき、この揺れが原因になっているケースがある。
思い当たったら、もう一方の字でも検索してみてほしい。
使い道と、集める量の考え方
生産と強化で静かに消えていく
溶岩塊は武器と防具の生産、そして強化で消費される。一つの装備で使い切るというより、あちこちの段階で少しずつ持っていかれるタイプの素材。
だから、なくなり方に気づきにくい。強化画面を開いて、必要数の赤い表示を見て初めて気づく。あの瞬間の、胃のあたりがすっと冷える感じね。
足りなくなってから走らない
対策はシンプルで、必要になる前にまとめて確保しておくこと。
ウラガンキンは狩る手順さえ固まれば、周回の負担が軽い相手。装備を組み替えたくなった夜に一から集め始めるより、余裕のあるうちに二十個なり三十個なり積んでおくほうが、結果的に遊ぶ時間が増える。
火山の岩肌を掘るのではなく、火山を背負って歩いているモンスターの背中を掘る。この一点さえ頭に入っていれば、あの三時間は誰にも訪れない。
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