ハート交換は危険なのか、から整理する
ハート交換グループとは、ツムツムのプレイヤー同士がハート、つまりライフを送り合うためのコミュニティ。募集や連絡は主にLINEのグループ機能を使い、掲示板やSNSでも行われている。ハートが足りない人にとっては便利な仕組みだけれど、知らない人と繋がる以上、リスクもある。
危険かどうかは、ひとくくりにできない。乗っ取りのような技術的な不安と、勧誘や個人情報のような人間関係の不安。この二つを分けて考えると、対処法が見えてくる。
乗っ取りは、設定で大きく防げる
まず、いちばん心配されがちな、アカウント乗っ取り。
LINE IDをインターネット上に公開すると、乗っ取られるのでは、と心配する人は多い。でも、実際のリスクは、そこまで大きくない。LINE IDを公開したくらいでは、知らない人から友だち登録されるくらいしかリスクはない、という経験談がある。
ただし、これには条件がある。パスワードやPINの設定をきちんと行っている場合に限る。セキュリティ設定をしていれば、利用していて特になんのトラブルもなかった、という声もある。
つまり、乗っ取り対策の基本は、パスワードとPINをきちんと設定すること。ログイン許可の設定を見直し、他端末からのログインを防ぐ。ここを固めておけば、ID公開による乗っ取りリスクは、かなり抑えられる。
本当の危険は、外部アプリへの誘導
乗っ取りより、実際に多く報告されているのが、こちら。
ゲームエイトやXでQRコードを読み込むと、ビデオ通話のアプリをダウンロードさせてくる、というケース。ハート交換にビデオ通話アプリは不要なのに、なぜか外部アプリのインストールを求められる。この、ビデオ通話に何の意味があるのか、という疑問はもっともで、こうした募集は避けたほうがいい。
ハート交換自体は、LINEの友達追加だけで完結する。それ以外のアプリのダウンロードを要求してくるグループは、目的が交換ではない可能性がある。QRを読んで別アプリを入れさせられそうになったら、そこで引き返す。これが、いちばん現実的な防衛策。
知らない人を大量に抱える、という負担
外部アプリの次に、地味だけど無視できないのが、友達の数。
非公式の約80人と約60人のグループに招待され、メンバーは知らない人しかいない、という状況は珍しくない。大きなハート交換グループになると、50から100人はザラにいる。
これを、多くの人が負担に感じる。LINEに100人も知らない友達は増やしたくない、という声が、正直なところ。仕組み上、ツムツムはLINEが製作しているゲームなので、友達を増やすにはLINE上で友だちになることが大前提。ここは避けられない。
対策としては、メンバーをバシバシ友達追加して、非表示を繰り返す、という運用。追加はするけれど、トーク一覧では非表示にして、普段のLINEに混ざらないようにする。友達管理の工夫で、この負担は減らせる。人数が不安なら、そもそも少人数のグループを選ぶのも手。
勧誘してくるグループは、抜ける
もう一つの危険が、グループ内での勧誘。
ハートを交換するはずのグループで、別のゲームに誘われたり、何かの勧誘を受けたりすることがある。ここで重要なのが、管理人の対応。入ってから勧誘されたり、他のゲームに誘われたりした場合に、管理人に報告しても対応してくれないようなグループは、退会した方が良い。
必要最低限のルールが決まっているグループだと、トラブルが発生しにくい。ルールを守らなければ強制退去させられるので、他のメンバーも安心。逆に言えば、ルールがなく、管理人が機能していないグループは危ない。危険かどうかは入ってみないと分からないのが実情だけれど、勧誘への対応で、そのグループの安全性は見極められる。
ノルマとペナルティという、別種のストレス
危険とは少し違うけれど、参加後に苦しむのがノルマ。
ハート交換グループの中にはノルマ有りのルールを設けているところがあり、自分は送っているのにあの人から帰ってこない、という不平不満を防止するため。ノルマは一日ハート3から5回くらいが普通。
問題は、ノルマ未達のときのペナルティ。ノルマを未達した場合にペナルティを課すグループがあり、一日のノルマが特定の期間だけ増える、というのが多い。
これが、想像以上にしんどい。どんなに気を付けても所詮は人間なので、油断からノルマ未達が出ることがあり、その際のやり取りがすごく面倒。ノルマ達成に敏感になり、ツムツム自体が楽しくなくなる、という経験談は、多くの人に刺さるはず。ペナルティを受けた時のやり取りが面倒で、ツムツムが楽しくなくなる要因になりかねないので、ペナルティ有りのグループはやめておいた方がいい。
危険を減らすなら、少人数のノルマなし
ここまでの危険を踏まえた、安全な選び方。
ハートが足りない、ということであれば、少人数のハート交換グループがおすすめ。大人数より、少人数のほうが、知らない友達の数も、トラブルのリスクも減る。
ノルマについては、ノルマ無しのゆるゆる交換グループなら、メンバーは20人ほどと少なめ、という運用もある。実際の募集でも、参加者が既存メンバーをLINE追加、参加時の挨拶やハートのおねだり禁止、グループ内での会話一切禁止、ハートノルマなし、個人チャット禁止、退会自由、といったルールのグループがある。会話禁止で、ノルマもなく、退会自由。こういう、割り切った少人数グループが、いちばん危険が少ない。
ハート通知は、オフにしておく
参加したら、まずやっておくべき設定。
ハート交換グループに参加したら、ハートの通知をオフにしておいたほうがいい。大量にハートが来るようになると、通知が非常にウザい。
50人、100人からハートが届くと、通知が鳴りっぱなしになる。参加前、あるいは参加直後に、ハートの通知メッセージをオフにしておく。これで、日常のLINEがハート通知で埋まるのを防げる。
危険は避けられる、でもゼロにはならない
ツムツムのハート交換の危険を、整理するとこうなる。
乗っ取りは、パスワードとPINの設定で大きく防げる。本当に警戒すべきは、外部アプリへの誘導、勧誘や別ゲームへの勧誘、そして知らない人を大量に友達に持つ負担。ノルマとペナルティは、危険というより、ツムツムを楽しくなくする落とし穴。
これらを避ける鍵は、少人数でノルマなしのグループを選ぶこと。外部アプリのインストールを求める募集には近づかないこと。勧誘に管理人が対応しないグループは、すぐ抜けること。友達は追加後に非表示にして、ハート通知はオフにすること。
ハートが足りない、という悩みは、交換グループで解決できる。ただし、知らない人と繋がる以上、危険はゼロにはならない。だからこそ、設定を固め、グループを選び、おかしいと思ったら抜ける。この線引きを持っておけば、ハート交換の便利さだけを、比較的安全に受け取れる。自分の身は、参加する前の準備と、参加した後の割り切りで守る。それが、ハート交換と付き合ううえでの、いちばん確実な護身術。
コメント