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FF14のマーシャルアーティスト装備モンク専用じゃない普段着

目次

これはモンクの装備ではない

まず、ここから片づけたい。

マーシャルアーティスト。武術家。格闘家。名前だけ見れば、どう考えてもモンクや格闘士のための装備に見える。

名前だけで誤解される装備

これはジョブ装備でも、レイド装備でも、討滅戦の報酬でもない。

パッチ6.5で実装された、暁月最後の宝の地図おしゃれ装備。つまり、性能ではなく見た目のために存在している服。

中身は完全な普段着

じゃあ何かというと、ベストとゆったりしたパンツと、パンプス。

拳を鍛える戦士の防具というより、ジムの帰りみたいな格好。というか、トレーニングウェア。武術家という名前がついているのは、たぶんイメージの出発点がそこにあっただけ。

誰でも着られるという最大の強み

そして、ここが効いてくる。

ジョブに縛られない。白魔道士に着せてもいい。竜騎士に着せてもいい。ミラプリの棚に置いておけば、どのキャラでも引っぱり出せる。

わたしがこの装備に手を出した理由も、結局そこだった。

セットは4点。頭も手もない

胴が2種類あるという贅沢

胴が、マーシャルアーティスト・ベストと、マーシャルアーティスト・スリーブレスベスト。袖のあるほうと、ないほう。

これ、地味に大きい。同じ系統で二つの表情が用意されている装備セットって、そんなに多くない。露出のさじ加減を、自分で決められる。

脚と足で完成する

脚がマーシャルアーティスト・スロップ。足がマーシャルアーティスト・パンプス。

頭はない。手もない。だから、頭と手は別の装備で埋める必要がある。

混ぜて使う前提のセット

これを不便と取るか、自由と取るか。

わたしは自由だと思っている。全身が一式でガチッと固まる装備は、確かに楽。でも、他と混ざらない。

このセットは、上下だけがある。残りの余白を自分で埋めろ、と言ってくる。ミラプリで遊びたい人間にとって、そういう服は歓迎しかない。

詰まるのはアスレーテースクロスだけ

全部そろえても4枚でいい

このセットの入手を難しくしているのは、レア素材のアスレーテースクロス。ここ一点。

そして朗報。四点すべてを作っても、必要なのは4枚だけ。

胴も脚も足も、それぞれ1枚。数十枚集めろ、みたいな地獄ではない。

出どころは宝の地図の宝物庫

アスレーテースクロスが出るのは、古ぼけた地図G14とG15。その先にある宝物庫のレアドロップ。

つまり、地図を掘って、宝物庫に潜って、運が良ければ手に入る。運が悪ければ、手に入らない。

シンプルで、残酷。

残りの素材は普通に手に入る

ちなみに、他の素材はそこまで身構えなくていい。

ガーネットコットン。ソフトシルバーインゴット。デュナミスシャード。それから雷と風のクラスター。

元をたどれば、軟銀鉱、ラザハンコットン、サベネアンフラックス、マグヘマイトあたり。ギャザラーで採るか、マケボで買うか。どちらでも詰まらない。

だから、この装備の難易度はアスレーテースクロスの一点勝負。ここさえ抜ければ、残りは作業。

掘るか、買うか

実装直後の相場は目を疑った

実装されたばかりの頃、アスレーテースクロスはマケボで1枚50万ギルほどした。

50万。1枚で。

四点そろえるなら、素材だけで200万ギルが飛んでいく計算になる。あの数字を見たとき、マウスのホイールを止めて、しばらく画面を眺めていた。

地図装備は、待てば落ちる

でも、ここで焦らない。

宝の地図の装備素材は、時間が経つほど値段が落ちていく。掘る人が増え、供給が積み上がり、熱が冷める。実装直後がいちばん高い。

急いでいないなら、待つ。それだけで数十万ギルが浮く。

新素材が出ると古い素材が沈む

さらに面白いのが、この市場の性質。

新しいパッチで新しい地図素材が追加されると、それまでの素材が一斉に値を下げる。みんな新しいほうを掘りに行くから、古いほうが余る。

つまり、次のおしゃれ装備が来るタイミングは、前のおしゃれ装備を安く仕上げるタイミングでもある。この波を読めるようになると、ミラプリ道の懐がぐっと楽になる。

地図を回して、一枚も出なかった夜

宝箱が開くたびに息を止めていた

素直に買えばよかった。でも、あの日のわたしは掘りたかった。

フレンドを集めて、地図を持ち寄って、宝物庫へ。

パカッ、と宝箱が開く。中身が並ぶ。目が勝手にアスレーテースクロスの文字を探す。

ない。

次の部屋。パカッ。ない。次。ない。

チャット欄が、だんだん静かになっていく。誰も出ないと言わなくなる。言わなくても分かるから。

マケボの検索画面を、そっと開いた

八枚。八枚回して、ゼロ。

最後の宝箱が閉じたとき、スカッと空気だけが残った。フレンドが気を遣って、また今度やろうと言ってくれた。その優しさが、いちばん刺さった。

その夜、ひとりでマケボの検索画面を開いた。指が止まる。買う。買ってしまえば終わる。

結局、その日は買わなかった。悔しかったから。翌週に買った。悔しさより着たい気持ちが勝った…。

掘る楽しさと、買う速さ。この二つは、たぶんずっと仲が悪い。

製作はそこまで身構えなくていい

高品質を確定させる抜け道

素材さえそろえば、あとは作るだけ。

ここでよく聞かれるのが、高品質で作れるかどうか。ミラプリ用なら品質を気にしなくていい場面も多いけれど、せっかくなら綺麗に仕上げたい。

素材をひとつだけ高品質にする

その答えが、素材の一部を高品質にすること。

ガーネットコットンかソフトシルバーインゴット。どちらかを高品質にして持ち込むだけで、開始時点の品質がぐっと乗る。

マクロを組んで髪をかきむしる前に、マケボで高品質の素材をひとつ買う。ギルで解決できる問題は、ギルで解決したほうが早い。これはクラフターをやるほど身に染みてくる。

なぜこの服がここまで刺さるのか

ファンタジーの街に、トレーニングウェア

エオルゼアの装備って、基本的に大げさ。金属の鎧、羽根、宝石、ローブ。世界観として当然なんだけど、ずっと着ていると、ちょっと疲れる。

そこに、この服。

ベストとパンツとパンプス。装飾がほとんどない。魔法の輝きもない。ただの、服。

石畳の街に、ジム帰りの服で立っている。この異物感が、たまらなく良い。

生活感が、キャラを人間に戻す

戦って、討滅して、世界を救って。そのあいだ、うちのキャラはずっと戦闘服を着ていた。

ふわっと着替えさせた瞬間、鏡の中の人物が急に生活を持ちはじめた気がした。ご飯を食べて、寝て、たまに運動する人間の顔になった。

英雄が英雄をやめる時間。ミラプリって、たぶんそれを作るための機能なんだと思う。

買うタイミングの結論

いま着たいなら買っていい

ミラプリは、着たいときに着るのがいちばん価値がある。

半年待って安く手に入れても、その半年ぶんの写真は撮れない。素材が高いから諦める、という判断は、意外ともったいない。

掘るのは、掘るのが好きな人の遊び

逆に、地図を回すこと自体が楽しいなら、掘ればいい。八枚外して落ち込むのも含めて、あれはあれで遊びだった。

効率だけを見るなら、買う。思い出まで含めるなら、掘る。

どちらが正しいかは、たぶん、その装備を着てどこへ行きたいかで決まる。

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この記事を書いた人

ゲーム歴:学生の頃からコンシューマー機とPCゲームを行き来してきた長年のゲーマー

ゲームの好み

ジャンル: 高難度アクション、ローグライク、シミュレーション、インディーゲーム

プレイスタイル

攻略サイトを一応見るけど、「なんでそうなるのか」が書いてないとモヤモヤするタイプ

自分で検証して、メモを取りながらプレイするのが好き

1本のゲームをやり込んで、システムの癖や罠を見抜くのが楽しい

「最強装備でゴリ押し」といった効率厨的な情報に飽き飽きしている。「レベルを上げれば勝てるのは当たり前。適正レベルで、なぜあの攻撃に当たってしまうのかを知りたい人」に向けた、世界一過保護で理屈っぽい救済措置を目指している。

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